上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
靖国参拝

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

いや~、今年ももう終わりですねぇ・・・一年が年々短くなってゆく・・・(^_^;) マジか!? 若造の学生生活はあと3カ月しかないのか!?

さて、現実を直視したところで・・・さっそくですが記事に移りましょう!!

今回は「安倍首相の靖国参拝」です。
まぁ、じつは8月15日の終戦記念日に靖国参拝についての記事を書いたことがあるので、一応リンクを貼っておきます。先に読んでいただければ、この記事も分かりやすくなるかも( ..)φ
  ↓クリック↓
終戦記念日と靖国参拝問題

12月26日、内閣発足から一年が経過した日に、安倍首相は靖国参拝を行いました。
皆様は、この「首相の靖国参拝」について、どのようにお考えでしょうか??

ちなみに、この記事を書いているときにたまたま通りかかった母に是非を尋ねてみたところ、「良いと思う。だって戦争で亡くなった人たちを供養しているんでしょう??なんで外国にとやかく言われなければならないのかと思う」と返ってきました。

おそらく母の回答が最も多くの日本人が抱く感想なのでしょう。yahooニュースの安倍内閣支持率アンケートによると、支持率は靖国参拝後に51%から82%まで跳ね上がったそうです(yahooニュースでどこまで一般的な意見が分かるのかと言う疑問はありますが・・・)。

一方の海外の反応はどうかと申しますと、前の記事にも書いた予想通り、軒並み「批判」の嵐です(^_^;) 中国・韓国はもちろんのこと、アメリカもロシアもEUも安倍首相の靖国参拝を非難しています。と言っても、この予想が的中したのは若造がスゴイのではなく、割と普通に分かることなのです。

正味な話、諸外国は靖国神社がどうだとか、A級戦犯がどうだとかで非難しているわけではありません。いや、もちろん非難の口上には使うわけですが。諸外国が今回の「靖国参拝」を非難しているのは、単純にそれが国益にならないからです。

中国・韓国の立場に立ってみましょう。日本の首相が靖国参拝をした。当然、歴史的感情から国民たちは日本非難を叫び出します。政府がこの日本の行為を非難しなければ、国民たちの批判は政府に向かうことでしょう。民主主義国家である韓国は選挙がありますから言わずもがな、中国も国民の非難の矛先は常に共産党以外に向けていなければならない。

ロシアの立場に立ってみましょう。日本はWWⅡの敗戦国であり、ロシア(旧ソ連)は戦勝国です。WWⅡの戦勝国ゆえに、国連にて常任理事国の席に座ることが出来た。つまり、WWⅡの戦勝国であるという歴史自体がロシアにとっての国益であり、いまさら敗戦国日本がWWⅡの当事者たちを敬うことは迷惑千万。敗戦国は敗戦国らしく、戦争責任を恒久的に被っていてほしい。靖国神社が実はどうとかどうでもいい。

アメリカ・EUの立場に立ってみましょう。アメリカ・EUもロシアと同じく、WWⅡの戦勝国という歴史的事象が国益である。それに加えて、あらゆる意味で存在感を増している中国を刺激してはならない。アメリカからしてみれば、中国にこれ以上拡張路線を取る口実を与えるわけにはいかないし、未だ経済問題を抱えるEU諸国からしてみれば経済大国でもある中国に不安定要素を持ち出してほしくない。

とまぁ、このように海外各国は実に「国益的な目的」で靖国参拝を非難しているわけです。多くの日本人が語る「靖国神社は英霊たちが眠る場所」ですとか、「戦争に散った人たちを敬って何が悪い」ですとかの意見に海外各国はぶっちゃけ興味はなく、靖国参拝の意義など二の次な問題なのです。

でも、そうでしょ?? アメリカのアーリントン墓地にどんな人たちが埋葬されているとか考える日本人は、ほとんどいないのではないでしょうか?? 海外の戦死者に想いを向ける人はそうそういないですよ(^_^;)

さて、ここからはお目汚し、私の意見です。いや、今回はここまでも私の意見か(笑)

前の記事に書いたように、私は「靖国参拝を行うこと」、「靖国参拝を行わないこと」、両方の判断にメリット・デメリットがあると考えています。ゆえに首相の判断を尊重したいと思うのです。

大切なのは、ここからの動き方ですよ。仮にここで諸外国の非難、とりわけ中国・韓国の非難に影響されて、靖国参拝を取り止めてしまったら、靖国批判が「外交カード」として有効だということを示す結果になります。かつての小泉元首相のように、毎年恒例の行事にしてしまうことが選択すべき道なのでしょう。

いや、若造は国益、国益言ってはいますけど、心が無いわけじゃないんですよ(>_<) そりゃ、戦争に散った英霊たちに国は敬意を表してほしいですし、終戦記念日に靖国参拝を行ったこともあります。

でも、何よりも「死んだ人間よりも、今を生きる人間を優先しなければならないときがある」とも思うのです。そりゃ、アメリカ大統領のように、アーリントン墓地を参拝して、各国から非難も浴びないのがベストですよ。でも、日本はかつての戦争に負けてしまったんです。それは私が生まれるよりも遥かに昔のことですが、私が生きる時代にも影響を与えている!! この事実はもはや覆せない。ときには生きている人間のために、死者を踏み台にしなければならないことがあるんです!! 特に人の血が流れていない国際外交の舞台では!!

「国益を考えるときは、感情を抑えて冷静に物事を考えなければならないのです」と感情的に訴えてみました(ーー;)

今回はここまでにしましょう。


※お知らせ
それとお知らせですが、実は私、若造は明日から海外に旅立ってしまいます。帰国するのは年が明けてからになりますので、それまで更新が滞ってしまいます、スミマセン(^_^;) 皆様、良いお年を迎えられますようお祈り申し上げておりますm(__)m

ついでに、記事のネタのリクエストがありましたら、コメントしといてください。応えられるのは来年になってしまいますが・・・。なるべく私の得意そうなジャンルでお願いします(笑)


ではではノシ


スポンサーサイト
AK-47.jpg

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

いやぁ、更新ペースが落ちて申し訳ありません。12月は師走と言うだけあって、さすがの若造も忙しくてですね(^_^;)

そういえば、昨日はクリスマスですね!!!

ジングルべ~ル!!ジングルベ~ル!!

ジングル・・・ベ~ル・・・ううう・・・(笑)

さて、気を取り直して、今回の話題にいってみましょう。
カラシニコフ

実はあの有名な名銃「AK-47カラシニコフ」の設計者、ミハエル・カラシニコフ氏が12月23日にご逝去されました。と言っても、AK-47を知らない方の方が多いような気がしますので、少し解説いたします。

AK-47は旧ソ連製のアサルトライフル(自動小銃)です。
その特徴を端的に表しますと・・・「構造が単純!!」なのです。新兵でも取り扱いやすい小銃となっております。

「構造が単純」と聞くと、ショボイ銃なのかと誤解されそうですが、いやいやとんでもない。構造が単純ゆえに、壊れにくいのです。銃と言うのは、結構繊細な代物でありまして、ちょっと手入れを怠ったり、泥や砂が入ったりすると壊れてしまう銃も多いのです。

しかし、この「AK-47」は壊れにくい!! 極寒の地だろうが砂漠だろうが、泥沼に落とそうが水に浸かろうが、問題なく撃てるのです。ウソかホントか・・・泥の中に半年放置したAK-47を掘り出してみたら、錆び付いてはいたものの普通に撃てたという逸話もあります。

そして構造が単純ゆえに「安価で製造できる」というメリットがあります。その生産性の高さから各国で海賊版が製造されるほどです。安価で市場に出回るので、各国のゲリラや犯罪組織がこの銃を使用しています。で、これが問題なんですよ(・.・;)

AK-47は世界中で今も使用されています。初期モデルが開発されたのが1949年ですから、とてつもないロングヒットです。それだけ優秀な銃なんですね。この銃を使って、各地でゲリラたちが闘争を繰り広げています。実はアフリカにある国家、モザンビークの国旗にはこのAK-47が描かれています。モザンビークはかつてAK-47を手にポルトガルから独立を勝ち取ったのです。

↓モザンビークの国旗↓
モザンピーク

とまぁ、ゲリラたちに愛用されているAK-47ですが、それゆえに量産され、世界中に出回り、人を殺し続けています。推定、世界中に約1億丁あるとも言われ、「最も多くの人を殺した銃」と呼ばれているのです。しかも、各国の犯罪組織にまで使用されているという始末。

設計者であるカラシニコフ氏は、「銃をどう使うのかは使用者の責任」としながらも、胸を痛めていたようで、「ドイツ軍がソ連に攻めて来なければ、私は芝刈り機の設計でもしていたのに・・・」と語ったとか(-_-;)

「名銃の父」と呼ばれるのも、ある意味考えものなのかもしれませんね(-。-)y-゜゜゜ちなみに、今のロシア軍でも、AK-47の改良版である、「AK-74」が使用されています。

ミハエル・カラシニコフ氏のご冥福をお祈りしております。

今回はこのへんで!!

ではではノシ

中央アフリカ共和国

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

いや~昨日、今日とクソ寒いですね(笑)
こんな時期はお鍋が食べたくなります。鍋を食べるとき、シメのおじや、うどん、ラーメンを楽しみにしています。いや、むしろシメを食べるために鍋をするのは若造だけ??(^_^;)

まぁ、そんなことはさておき・・・

今回は「中央アフリカ共和国での宗教対立」を取り上げてみたいと思います。たまにはアフリカの話題もいいですよね??

実はこんな記事を読んだのがきっかけです
   ↓クリック↓
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131219-35041652-cnn-int

中央アフリカがどこにあるのか分からない人が大半であると思いますので、地図を載せときました。実はこの中央アフリカ共和国、今大変なことが起きています。

というのも、今年の3月にクーデターが起こりまして、軍事政権が誕生したのです。

中央アフリカ共和国という国は、それまでも幾度となくクーデターによる政権交代が起きていたのですが、今回は少々事情が異なります。今年の8月に就任したジョトディア大統領は初のイスラム系大統領なのです。

そもそも、前のボジゼ前大統領もクーデターによって政権を奪った人物ですが、このボジゼ前大統領の軍事政権に国民は不満を持っていました。

そこで勢力を伸ばしたのが、イスラム系反政府武装組織の連合体である「セレカ(現地の言葉で連合を意味する)」でした。セレカは政府に対して武装闘争を開始し、昨年の12月時点で北部・東部を占領。

その後、1月には政府と和平合意を結びますが、3月には再び攻撃を再開します。そして3月24日、首都バンギがセレカにより占領され、ボジゼ前大統領は国外亡命、セレカによる軍事政権が成立したのです。

いや、軍事政権であること自体は前と変わらんのですが、先に述べたように大統領となったセレカの指導者ジョトディアはイスラム系、セレカ自体もイスラム系組織なのです。

中央アフリカ共和国の国民は半分がキリスト教徒です。まぁ、もうお分かりと思いますが、ここに宗教対立が勃発するのですよ(・.・;)

イスラム系政府に反発するキリスト教徒の国民は民兵組織を結成して、イスラム教徒を襲撃するようになったのです。今度はこれの報復にセレカに所属する兵士がキリスト教徒を暴行、レイプ、殺害するように・・・。

セレカ自体は、クーデターが成功したことで存在意義を失い、9月に解散が宣言されましたが、一度火が着いた宗教対立の火は容易には治まりません。セレカ自体、様々な組織の連合であったため、いわば烏合の衆でした。ジョトディア大統領も彼らを統制できていない状況です。

その結果が、先ほどの記事なわけです。

アフリカ連合やフランス(中央アフリカ共和国は元々フランス植民地)が軍を派遣して、事態の鎮静化を図っていますが、なかなか難航している模様。

いや~、「宗教」ほど厄介な対立要因はないですよね。複数の宗教の信者になれないように、宗教というのは最も排他的なイデオロギーとも言えるのです。

例えば、女性軽視であると非難されている、サウジアラビアなどで採用されている「イスラム法」です。「イスラム法」は確かに女性の人権を侵害している様な内容がしばしば見られるわけですが、その「イスラム法」を非難することは即ち、イスラムの神「アッラー」を否定することになってしまいます。だって「イスラム法」は神が授けたものですからね。ゆえに、解決が難しいのです。

日本は最も宗教対立とは縁遠い国と言えますが、それゆえに日本人には海外での宗教感覚が分かりづらい。クリスマスも初詣も何でも来いって感覚は、世界では非常に異端なんですよ。私はこれを良いことだと思っていますけどね(-。-)y-゜゜゜

今回はここまでです($・・)/~~~

ではではノシ


ASEAN.jpg

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

今回は特に面白いネタが思い浮かばなかったので、2日前ぐらいに安倍首相が記者会見していた、ASEANについての記事を書こうと思います。

さてさて、安倍首相はASEAN諸国と共に「飛行の自由および民間航空の安全を確保するため協力を強化する」という共同声明を発しました。

これは明らかに中国が発表した「防空識別圏」問題への牽制を行っているわけです。

防空識別圏
おさらいとしまして、中国との「防衛識別圏問題」について語りましょう。防空識別圏とは、事前に告知されてない航空機が領空内に侵入するのを防ぐために設定されるもので、防空識別圏に未確認航空機が進入した時点で空軍(日本では航空自衛隊)がスクランブル(緊急出動)をかけます。

そして、警告を行い、それでも領空内に侵入した場合は撃墜を含めた対処を取ることになります。つまりは領空を守るために、それよりも広い範囲を警戒するのです。この領空よりも広い警戒範囲を「防空識別圏」と言います。

この「防空識別圏」自体はどの国も設定しているので、中国が設定しても日本がとやかく言うことじゃないのですが、問題はその範囲です。中国が発表した「防空識別圏」は日本と領土を争っている「尖閣諸島」を含むもので、日本の領空を侵害するものだったのです。もちろん、中国的には「尖閣諸島は中国領土だから当たり前でしょ」的な態度を取っていますが・・・。

この中国の脅威に、日本はASEAN諸国と協力して立ち向かおうとしているのですね。

ところで、実は「ASEAN」が何なのか知らない方も多いのではないでしょうか??

ASEANとは東南アジア諸国連合(Association of South‐East Asian Nations)の事でして、東南アジアの国々が経済・文化・安全保障等の様々な分野で協力し合うために作られた組織です。現加盟国は、インドネシア・シンガポール・タイ・フィリピン・マレーシア・ブルネイ・ベトナム・ミャンマー・ラオス・カンボジアの10カ国であります。

日本とASEANは古くから緊密な関係を築いており、特に経済関係、安全保障関係にて連携を図っています。

ASEAN諸国は東南アジアという位置に存在しているがために、中国と領土・領海・領空を隣り合っている国が多いです。それゆえに、日本同様、中国との間に領土問題などを抱えている国もあり、近年の膨張を始めている中国に警戒感を持っているのです。

例えば、フィリピンは中国との間に「南沙諸島」(スプラトリー諸島)を争う領有権問題を有しており、過去戦火を交えたことまであります。

日本とASEAN諸国、共に中国を警戒する国々として、協力しようと言うのですね。

ちなみに余談ではありますが、中国にとっては尖閣諸島を含めた「東シナ海」よりも、南沙諸島を含めた「南シナ海」の方が戦力上の観点から言って、段違いに重要なのです。南シナ海にはあの台湾があり、さらに中国へ物資を運ぶための海上輸送路(シーレーン)があります。

さらにさらに、東シナ海と違って深い海深がありますので、SLBM(潜水艦に装備する核ミサイル)を配備した原子力潜水艦も航行することが出来ます。

なので、おそらくASEAN諸国が感じている中国からのプレッシャーは日本以上のものがあるのでしょう。ASEAN諸国からしてみれば、日本の存在は対中国政策に(悪く言えば)「利用」できることこの上無い存在です。世界3位の経済力とアメリカとの強い繋がりを持っていますから(-。-)y-゜゜゜

日本としてもASEAN諸国は中国に対抗していく上で必要なパートナーであり、経済発展著しい加盟国が多いので、日本経済のためにも有意義な存在です。まぁ、要するにWIN-WINの関係を築けるのではないかってことですね(^v^)

というわけで、今回はここまでです($・・)/~~~

ではではノシ
特定機密保護法

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

今回はリクエストをいただいておりました、今まさに話題の特定秘密保護法についての記事を書きたいと思います。旬なトピックですねぇ~、これでこのブログのアクセス数もうなぎ登りですね(笑)

あ、そういえばいつの間にやらアクセス数3000を突破いたしました、感謝いたしますm(__)m

さて、さっそくですが本題に入りましょう( ..)φ

ちょうど一週間前の12月6日、国会で「ある法案」が可決され話題になりました。それこそが「特定秘密保護法案」です。

概要は以下の通りになります。

「同法律は、日本の安全保障に関する事項のうち「特に秘匿を要するもの」について行政機関における「特定秘密の指定」、「特定秘密の取扱いの業務を行う者」に対する「適性評価の実施」、「特定秘密の提供」が可能な場合の規定、「特定秘密の漏えい等に対する罰則」等について定め、それにより「その漏えいの防止」を図り、「国及び国民の安全の確保に資する」趣旨であるとされる」

うん、まぁ・・・読む気が失せた方もおられると思うので、超簡単にまとめますと・・・「日本の安全保障のために守られなきゃいけない情報を「特定秘密」に指定するよ!!それを漏らした人には罰則があるよ!!」ということになります。


まぁ、この手の法律が今まで無かったことがむしろビックリなわけです。防衛・外交に関わる重要機密を守る法律がないために、誰が言ったか、日本は「スパイ天国」と呼ばれることもあります。スパイがいすぎて、逆にスパイ活動がしづらいという笑い話もあります(^_^;)

似たような法律はアメリカ・イギリス・フランス、その他もろもろの国々にもありまして、先進国には「安全保障情報の保全」が不可欠ことなのです。

もちろん、この法律に対する異論も多くあります。ぶっちゃけ、最初に貼った画像が簡潔に説明してくれてるので、私が改めて拙い文章で説明すべきなのかどうか疑問ではありますが・・・(笑)

「特定秘密保護法」の問題点は大きく分けて3つあります。
①「特定秘密」に指定する基準は??
②「最高懲役10年」って罰則が重すぎない??
③「特定秘密保護法」と国民の「知る権利」の衝突



:「特定秘密」の指定は行政機関の長が行います。その「特定秘密」の条件が曖昧でありまして、何が「特定秘密」にあたるのか、なぜ「特定秘密」にあたるのかが分からないのです。しかも、それを承認するのは「国会」ではなく「内閣」ですので、首相と国務大臣らが承認するわけです。

ぶっちゃけ、首相も国務大臣も「行政機関の長」ですので、機密指定する人々です。要するに、機密指定する人々が「特定秘密」とするに相応しいかを判断するのです。まぁ、形だけの承認手続きになりそうですね(^_^;)


:今の法律でも実は国家の機密情報を保護するものがありまして、それが守秘義務違反(国家公務員法)と防衛機密の漏えい(自衛隊法)です。それぞれの罰則は、懲役1年以内と懲役5年以内という内容です。

しかし、今回の「特定秘密保護法」により、「懲役10年以内」という今までと比べるとかなり重い罰則に変わります。罪の内容が変わらないのに急激な厳罰化をすることによって、相対的に他の犯罪の量刑が軽くなってしまうのではないかという議論があるのです。


:まぁ、これが一番叫ばれている議論であります。国民には「知る権利」という基本的人権があります。実は憲法には明文化されていませんが、極めて重要であるという認識がされています。

理屈としては以下の通り。「日本国憲法の3つの柱の一つが「国民主権」であり、国家の主権を持っているのは国民であるのだから、国家の基本方針を判断する際に必要な情報を、政府は国民に公開しなければならない

まぁ、分かる理屈ですよね。実際に「情報公開法」なども、「知る権利」を根拠に制定されています。「特定秘密法」は、この「知る権利」に反するのではないかという異論が出ているのです。

先に述べたように、「特定秘密保護法」と似たような法律が世界各国にありますので、この議論は海外で既に行われていました。2013年6月、南アフリカのツワネという都市で「Global Principles On National Security And The Right To Information」(通称:ツワネ原則)が各国関係者によって作成されました。

このツワネ原則は「国家の機密情報保護」と「知る権利の確保」の両立を図るためのもので、世界70カ国以上の人々が関わっています。あまり長くないですし、検索すれば出てくると思うので、お暇がある方は読んでみてもいいかもしれません。

上記の「ツワネ原則」が作成されるほど、この「機密情報保護」と「知る権利」の両立は難しいってことです(-。-)y-゜゜゜


以下は私の私論ですので、お目汚しです。
私個人としては、「特定秘密保護法」に賛成であります。やはり、国家である以上はどうやっても他国に知られるわけにはいかない「機密情報」というのは存在します。特に中国との関係が緊迫していくであろう今後を考えますと、少なからず必要性は出てくるでしょう。

問題点の①だけは少し気がかりですが、あとは「止むを得ない」と言えるでしょう。言うなれば、「特定秘密保護法」は必要悪なのです。ぶっちゃけ、ツワネ原則は「特定秘密保護法」とそんなに内容が変わらない気がしますし・・・。

この法律の特徴は「公務員」だけでなく、「機密情報を扱う民間人」も処罰対象になることです。そうです、私も来年からは処罰対象になるかもしれません。それでもやはり、この法律は必要ですよ。スパイというのは、決して映画や小説の中だけの存在ではありません。


最後に一つだけ書いておきたいことがあります。
この「特定秘密保護法」の様な旬なトピックは、それこそ色んな人が色んな意見を出しています。調べる際に、様々な意見を読むのは非常に為になる良いことですが、決して論点から離れないようにしましょう。賛成派の中には「反対する連中は皆、反日テロリストだ!!」とまったく論点からずれている意見もありますし、反対派の中には反対理由もほどほどに「かつての治安維持法の再来だ!!」と不安ばかり煽る意見も見受けられます。

あれでっせ、参考にする意見は良く見極められますように(・.・;)
私の意見もそうですよ?? 「こいつの言ってることって本当かな??」と思って考えなおしたり、調べなおしたりするのは実に有意義なことだと思います。

とかなんとか言ってたら朝7時だと・・・(^_^;)

今回はここまでです($・・)/~~~

ご意見・ご感想などをコメントしてくだされば、100%コメント返しします。その他、拍手もしてくださると嬉しいです。

ではではノシ
器

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

今回の記事では「人の器の大きさ」とは何だろうかを考えてみたいと思います。

というのも、今日ものすごく頭にくる出来事がありまして、その怒りを抑えるためにも、この記事を書きたいのです。

私は「器の大きい人」は以下3つのことが出来る人だと思います。

一つは、どんなに腹が立とうが、どんなに悲しかろうが、どんなに焦る状況だろうが、常に人前では冷静さを保ち、陰で泣いたり怒ったり焦ったり出来る人。無感情なのではなく、「抑える」という行為が出来る人に憧れます。

そう考え、今日は怒りを堪えようとしましたが、ダメでした。言葉や態度がどうしても刺々しくなってしまいますね(--〆)

「どんな怒りも20分経てば落ち着いてくる」という言葉を聞いたことがあります。確かに20分ぐらい心を落ち着けることに専念すれば、冷静になってきます。しかし、ふとした瞬間にまた怒りが湧いてくることを考えると、感情には波があるのかもしれません。


一つは、トラブルの原因に他人ばかりを挙げるのではなく、自分を省みることが出来る人。何かトラブルがあったときは、他人のアラばかりを探してしまいがちですが、そこに自分の反省点を見いだせる人はスゴイと思います。

たまにいる「どうしようもない人」と関わっても、「怒り」よりもまずは「反面教師」にしようと試みることは、なかなかどうして難しいものです。私なんかはやっぱり「怒り」や「イライラ」が先行してしまいますね。


最後は「いじられ役」が出来る人。皆さんの周りにも一人はいるのではないでしょうか。コミュニティの中で、みんなに冗談交じりで悪口を言われたり、馬鹿にされたりする人が。

知り合いに何人か「いじられ役」がいますが、彼らの器は大きいと思いますよ。「いじり役」をするのは誰にでも出来ますが、「いじられ役」をするのは難しいでしょう。例え、冗談だと分かっていても「カチンとくる一言」があるはずです。その一言を笑って受け流せるのは本当にスゴイことですよね(・.・;)


まぁ、今日何があったか簡単に言いますと、「後輩の一人に来年から私が就く仕事を馬鹿にされた」のです。いや、普段からたびたび私に無礼なことを言う後輩だったのですが、いつも笑ってツッコんで済ませていたのも良くなかった。頭の良い後輩なのですが、どうにも悪い意味で「空気が読めない」、「言っていいことと悪いことの区別が付かない」後輩なのです。

彼のためにも、冷静に諫めてあげるのが年上の私の役割かもしれませんが、さすがに怒りが抑えられず、露骨に冷たい態度を取ってしまいました。まだまだ私も若造です。

実は私が「怒っても、こんな殊勝な心がけをしている自分」に酔っているのも薄々感づいているのですよ。でも、そういう気分に酔わないと、上手く感情が制御できない若造なのです。

今日の自分と、皆様にこの格言を送ります。


「苦しいこともあるだろう。

 云い度いこともあるだろう。

 不満なこともあるだろう。

 腹の立つこともあるだろう。

 泣き度いこともあるだろう。

 これらをじつとこらえてゆくのが男の修行である。
                          
                        山本五十六」


山本五十六は太平洋戦争時の連合艦隊司令長官、つまりは軍人なので「男の修行」と称していますが、私が思うにこれは男女関係ない「人の修行」にも置き換えられます。この格言を胸に精進していきたいですね。


今回はここまでにします。

次の記事は「特定秘密保護法案」について書きます。

ではではノシ
満州国

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

いや~、忘年会シーズンです(-。-)y-゜゜゜

「酒は呑んでも、呑まれるな」・・・至言ですな、昨日の若造に言ってやりたい(笑)

さて、今日はリクエストされました、満州国についての記事です。

満州国成立までの歴史は、前にyahoo知恵ノートで書いたことがあったので、こちらをご参照ください
  ↓クリック↓
http://note.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/n77805

まずはブログに寄せられた質問をご覧ください
  ↓ ↓ ↓
知り合いの90過ぎのおじいちゃんが戦争の話が大好きで 、自分が若い時に赴いた満州について「あれは侵略って言われてるがそうじゃないんだ、五族共和という大きな理念の元に創った素晴らしい国なんだ」と力いっぱい話すんです。私は学生時代に 満州国を建国してそこを足がかりに中国を侵略したとしか習わなかったし、五族共和なんて耳にもしなかったんです。

五族共和ってことは日本以外の周辺国が協力して建国したってことですよね?
それに、学校で満州国を侵略の為に作ったって教えるのはやはり敗戦国ゆえに満州はそういう位置づけになってしまったのですか?



質問者さんのお知り合いに、戦争の話が大好きな90過ぎのおじいさんがいらっしゃるそうです。いや~、一度お話を伺ってみたいですねぇ。

さて、満州国はなぜ建国されたのでしょうか??

関東軍の大陸への進出意欲」と「経済的要因」が大きな理由と言えるでしょう。

当時の満州(中国の北東部)は軍閥闘争に明け暮れる中国政府の支配は及ばず、むしろ北のソ連、門戸開放宣言以来中国権益を望むアメリカの勢力が強くなっておりました。これに関東軍は軍事安全保障上の危機感を感じていたんですね。そして、「世界最終論」を唱える石原莞爾(いしはらかんじ)が満州事変を起こすに至るのですね。

そして、「経済的要因」です。1929年に、世界はあの有名な「暗黒の木曜日」を迎えます。ニューヨークのウォール街で株価が大暴落、その余波を世界中が受けて大恐慌が起きるのです。そう、「世界恐慌」です。

日本も「世界恐慌」の影響を受け、俗に「昭和恐慌」と呼ばれる不景気真っ只中にありました。もちろん、これは日本だけの事情ではなく、他の列強国も不景気に苦しんでいましたが、他の列強国は日本には出来ない方法で不景気から立ち直ろうとします。

それが「ブロック経済圏」を確立するという方法です。ブロック経済圏とは、自国と植民地の市場にて自国の製品を独占的に流通させ、他国の製品は排除するという、言わば「自分だけ助かればいい」的な方法です。イギリスやフランスは多くの植民地を持っていましたし、アメリカはフィリピンに加えて自国内の市場が大きかったため、「ブロック経済圏」を確立出来たのです。(イギリスは「ポンド・ブロック」、フランスは「フラン・ブロック」、アメリカは「ドル・ブロック」と呼ばれる経済圏を確立。)

しかし、日本やドイツ、イタリアはロクに植民地を持っておらず、ブロック経済圏を作れません。それゆえに、取った方法が市場を求めて海外進出する、つまりは侵略という方法だったのです。イタリアはエチオピアに侵攻しましたし、ドイツはナチスの一連の侵略、そして日本は「満州事変」だったわけです。

ここで強調しておきたいのは、「歴史を現代の感覚で捉えるのは間違い」であることです。近年、日本の「満州事変~太平洋戦争までの海外進出」を侵略でないとする論調がネット上に増えている気がします。しかし、満州事変は間違いなく侵略であります。ただ、侵略は当時の「スタンダード」であり、決して極悪非道の行為であると考えられていませんでした。

現代の感覚で捉えれば、そりゃ「悪いこと」なわけですが、歴史上の事象を現代の感覚で考えるべきではありません。そんなこと言ったら、ナポレオンはただの「人殺し」ですし、マルクスはただの「ニート」です。それでも、当時の侵略の責任うんぬん言うのならば、「ブロック経済圏」を作って自分だけ助かろうとした国々の責任はどうなのでしょうか??というか、その「ブロック経済圏」を構成している植民地って侵略で得たのでしょう??

話を戻します。不景気以外にも実は「経済的要因」がありました。それは「人口の増加」です。文明開化以来、人口が増え続けてきた当時の日本(8000万人を突破)はその人口を養うだけの農業地も、産業も国内には不足していたのです。「人口の受け皿」として、満州を欲したのですね。

でも、実は当時の日本政府は「満州進出」には消極的でした。柳条湖事件の責任を取って辞職した田中義一から政権を受け継いだ浜口雄幸は健康上の理由ですぐに辞職し、当時は若槻礼次郎内閣が成立していました。

若槻内閣は「不拡大」方針を取っており、関東軍の満州国建国にも反対しておりましたが、軍部の独断専行と、経済的要因からの国民の支持に押されて、ついには内閣総辞職に至ります。


とまぁ、こんな感じで満州国が建国されたわけです。おじいさんに反対して申し訳ないのですが、やはり満州国は「侵略」によって建国されたものだと思います。しかし、俗に言う「極悪非道な侵略」とは違うのは上記の通り。

そして、「五族協和」という言葉は、「日本人・漢人・蒙古人(モンゴル人)・朝鮮人・満州人が手を取り合って援けあう」という意味で、この理念を掲げて、満州国は建国されました。五族以外にも、満州にはソ連から逃げてきたロシア人やウクライナ人も入り混じり、まさに「人種のるつぼ」だったそうです。

満州国は日本政府により優先的に資本投入が行われ急速に発展し、一発当てて一攫千金を夢見る「満州ドリーム」があったみたいですよ。農地を継げない農家の二男・三男や、貧しかった朝鮮人や漢人なんかが夢見る地だったのです。

とは言え、やはりそこは「傀儡国家」ですから、政治は宗主国の日本が牛耳っていました。このあたりは、確かに「侵略」で建国されたがためですね(^_^;)

今回はここまでです(-。-)y-゜゜゜

次回は「特定秘密保護法案」について書きましょうかね( ..)φ

ではではノシ


203高地

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

最近、忙しくなってきた若造です_(_^_)_

ここのところ、リクエスト記事ばかりだったので、たまには筆休めをして、かる~い話でもしましょうか( ..)φ

と!!いうわけで!!私の愛読書でもあります、「坂の上の雲」の魅力でもお伝えできればと思います。ステマじゃないよ(笑)

「坂の上の雲」は司馬遼太郎によって書かれた小説です。

まことに小さな国が開化期を迎えようとしている

舞台は、文明開化を経て、富国強兵に努めていた時期の日本。
おそらくは世界で最も小さく弱い主権国家であった明治の日本は、まさに「少年の国」でありました。その小さな日本がいかにして最も古い大国の一つであり、ヨーロッパ先進国の一つである大きなロシア帝国を打ち破ったか。それを3人の人物の人生を追いながら描いた作品です。


秋山真之(あきやま さねゆき)
秋山真之
ドラマでの役者:本木雅弘
もっくん

「秋山真之は、勝利は不可能に近いといわれたバルチック艦隊を滅ぼすにいたる作戦を立て、それを実施した。」
日露戦争時の連合艦隊の作戦参謀。司令長官である東郷平八郎の下、日本海海戦などで作戦立案を行った。東郷平八郎、曰く「自分は秋山の立てた作戦をただ実行したのみ」。「知某湧くが如し」と称された天才でありながら、変人としても有名。正岡子規とは幼いころからの友人であった。


秋山好古(あきやま よしふる)
秋山好古
ドラマでの役者:阿倍寛
阿倍寛
「秋山好古は、日本の騎兵を育成し、史上最強といわれるコサック師団を破るという奇跡を遂げた。」
真之の兄であり、「日本騎兵の父」と呼ばれる人物。当時の貧弱な日本騎兵師団を鍛え上げ、屈強なロシアのコサック騎兵師団を押し留めた。彼の騎兵の活躍が無ければ、奉天会戦に日本は敗れ、日露戦争は日本の負けであったであろう。彼の「男は生涯、一事を成せば足る」という言葉は若造の座右の銘にもなっている。


正岡子規(まさおか しき)
正岡子規
ドラマでの役者:香川照之
香川
「俳句・短歌といった日本の古い短詩型に新風を入れて中興の祖となった、俳人正岡子規である」
現在の文学に多大な影響を残している大文人であり、若くして結核で死去した悲劇の人物でもある。当時は廃れかけていた俳句・短歌を舞台に活動し、再びの隆盛を築いた。その他小説や随筆にも手を伸ばしている。弟子には高浜虚子(たかはまきょし)などがいる。真之とは幼いころからの親友であり、たびたび交流した。ちなみに当時は伸び悩んでいた夏目漱石に小説を書くように勧めたのが正岡子規であり、生まれたのが「吾輩は猫である」である。


以上の三人の人生を追いながら、物語は進んでいきます。
もちろん、この3人だけで「文明開化」・「日清戦争」・「日露戦争」と歴史を歩む明治日本を描けるわけではなく、その他大勢の人物に焦点が当てられる大群像劇なのです。

この作品の魅力は、明治時代という「日本が若々しい国」だった頃に想いを馳せることができるロマンと、目標に向かって、ただひたすらに努力する人物たちに鼓舞させられる高揚感です。「自分も明治人のように、何か目標に向かって頑張ろう」という気になれます。

40、50代の人達は若いころに「坂の上の雲」を読むことが流行っていたそうです。今の若い人たちにも読んでもらいたい!!「歴史上に登場する人物の一人」としか認識しておらず、文字でしか見ていなかった人物たちがどのような苦悩を持っていたのか、どのような喜びを持っていたのかを想像することが出来ます。

ちなみに2009年から2011年までの3年間、3シリーズに分けてNHKにてドラマ化されました。これは「まさにNHKの本気」を思わせる素晴らしい出来でありまして、是非とも見てみることをお薦めいたします!!長い本が苦手という方は、ドラマで楽しむのもアリだと思います。




歴史・軍事が好きな若造の様な方はもちろん、それ以外の方々も楽しめること請け合いの作品となっております。いや、マジで読んだこと無い人は、読んでみてください\(゜ロ\)(/ロ゜)/

坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)坂の上の雲〈1〉 (文春文庫)
(1999/01/10)
司馬 遼太郎

商品詳細を見る


好きな作品について書いたので、少しはしゃいだ若造でした(笑)

ではではノシ
憲法前~1

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

大変お待たせいたしました、更新いたします。

今回はリクエストされました自民党憲法改正草案についてです。

自民党は現在の日本国憲法を改正することを衆院選時にマニフェストとしていましたので、その改正案を公開しています。
    ↓クリック↓
http://www.dan.co.jp/~dankogai/blog/constitution-jimin.html

もちろん、これは「草案」ですので、そっくりそのままの形で憲法に反映させるわけではありません。しかし、現在与党である自民党がどのように憲法を改正しようとしているかは読み取ることは出来ます。

この記事では、重要な改正ポイントだと思うところをご紹介したいと思います。


重要な改正ポイント①:国民の「憲法尊重義務」が明記されるようになる

「憲法と法律の違いを説明してください」と言われたら、皆さんは答えられるでしょうか?? 「法律より偉いのが憲法」って答える方が多いような気がします。 実は憲法と法律は正反対の物と言えます。「法律」はご存じの様に、私たち国民に「やってはいけないこと」を守らせるために政府が出すものです。逆に、「憲法」は政府に「やってはいけないこと」を示すために国民の名において出されたものなのです(教育を受けさせる国民義務などの例外あり)。

簡単に言いますと、国民が守るのが「法律」、政府が守るのが「憲法」です。

しかし、自民党の「草案」には国民にも憲法順守を求める条文が見られます。

具体例として↓↓
第3条(国旗及び国歌)
1 国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。
2 日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。


草案の第3条の2項では、国民が「国旗と国歌を尊重すること」を義務としています。


重要な改正ポイント②:「公共の福祉」から「公益及び公の秩序」へ

憲法の三つの柱と呼ばれるものの一つに「基本的人権」があります。人間ならば誰しもが持っている権利であり、当然守られるものです。例えば、参政権・生存権・社会権などがこれに当てはまります。しかし、そんな基本的人権も一時的に制限されるときがあるのです。

それが「公共の福祉」に反するときです。「人権の行使が社会秩序を乱しかねない場合は、個人の持っている基本的人権を制限できる」のです。例えば、「自由権」では「身体の自由」を含みますが、犯罪を犯せば、逮捕されて身体を拘束されるわけです。「公共の福祉」とは、人権を制限するための条件と言えるでしょう。

その「公共の福祉」が、「草案」では「公益及び公の秩序」という言葉に書きかえられています。

このことにより、「人権相互の衝突」によってのみ「基本的人権」が制限されていたのですが、それ以外の場合も制限される可能性が出てくることになります。


重要な改正ポイント③:「個人の尊重」から「人の尊重」へ

民主主義は多数派の意見を積極的に取り入れていく政治制度です。逆に言えば、少数派の意見は無視されがちということになります。しかし、多数派の意見が常に正しいとは限りません。それゆえに少数派の意見も尊重しなければならないのです。

その根拠となるのが「個人」であります、。個人の尊重」を図れば、少数派の尊重にも繋がるからです。しかし、「草案」では13条にある「個人の尊重」という言葉が「人の尊重」となっています。これは巡りめぐって多数派のより重い重視を図る考えがあると見えます。

良く言えば「和の尊重」、悪く言えば「全体主義」に近い形になり得ます(^_^;)


重要な改正ポイント④:天皇の立場と、国旗・国歌について
第1条(天皇)
 天皇は、日本国の元首であり、日本国及び日本国民統合の象徴であって、その地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく。

第3条(国旗及び国歌)
1 国旗は日章旗とし、国歌は君が代とする。
2 日本国民は、国旗及び国歌を尊重しなければならない。


天皇が「元首」であることが明記されました。この一文によってどんな影響が出るかは私には分かりません(笑) そして、第3条では国民の「国旗・国歌の尊重」が明記されました。これは義務です。今までは、外国の国旗を損壊したら犯罪となりましたが、これによると「日本国旗」を損壊しても犯罪となる法律が出来るかもしれません。


重要な改正ポイント⑤:憲法9条の大幅改正

第9条(平和主義)
1 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動としての戦争を放棄し、武力による威嚇及び武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては用いない。
2 前項の規定は、自衛権の発動を妨げるものではない。

第9条の2(国防軍)
1 我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全を確保するため、内閣総理大臣を最高指揮官とする国防軍を保持する。
2 国防軍は、前項の規定による任務を遂行する際は、法律の定めるところにより、国会の承認その他の統制に服する。
3 国防軍は、第一項に規定する任務を遂行するための活動のほか、法律の定めるところにより、国際社会の平和と安全を確保するために国際的に協調して行われる活動及び公の秩序を維持し、又は国民の生命若しくは自由を守るための活動を行うことができる。
4 前2項に定めるもののほか、国防軍の組織、統制及び機密の保持に関する事項は、法律で定める。
5 国防軍に属する軍人その他の公務員がその職務の実施に伴う罪又は国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、法律の定めるところにより、国防軍に審判所を置く。この場合においては、被告人が裁判所へ上訴する権利は、保障されなければならない。

第9条の3(領土等の保全等)
 国は、主権と独立を守るため、国民と協力して、領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保しなければならない。



やはり憲法9条改正を推している自民党らしく、9条の項目には大幅な変更が加えられています。もうまずは、「国防軍の創設」ですね。今の憲法解釈的にグレーゾーンな「自衛隊」を改めて、新たに憲法に明記された「国防軍」を創設しようとしているのですね。以前、9条について記事を書いたので、自衛隊と9条についてより詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
   ↓クリック↓
憲法9条改正問題について

前後しますが、1項で「自衛権」(敵が攻めてきたときに防衛する権利)を明記したことも大きいです。今までも、政府解釈で「自衛権」は認めていましたが、憲法には明記されていませんでした。さらに2項では「集団的自衛権」もオッケイって書いてあります。集団的自衛権についても、以前に記事を書いたので詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。
   ↓クリック↓
集団的自衛権の解説と「個人的な」意見

そして第3項では、「国民と協力して」とあります。これは言いかえれば、国民にも「領土、領海及び領空を保全し、その資源を確保」することに対する協力を要請しているのであります。この条文を根拠に「徴兵制」を導入することも憲法解釈的には出来なくもないです(-。-)y-゜゜゜


重要な改正ポイント⑥:参政権(第15条)の「国民」表記

第15条(公務員の選定及び罷免に関する権利等)
1 公務員を選定し、及び罷免することは、主権の存する国民の権利である。
2 全て公務員は、全体の奉仕者であって、一部の奉仕者ではない。
3 公務員の選定を選挙により行う場合は、日本国籍を有する成年者による普通選挙の方法による。
4 選挙における投票の秘密は、侵されない。選挙人は、その選択に関し、公的にも私的にも責任を問われない。


この15条改正により、「外国人参政権」を違憲とすることになります。ちなみに現憲法では、国政選挙での「外国人参政権」は認めていませんが、地方選挙での「外国人参政権」は違憲としていません。(実際にはまだ行われた例はありません)。


重要な改正ポイント⑦:国防軍OBの入閣が可能

第66条(内閣の構成及び国会に対する責任)
1 内閣は、法律の定めるところにより、その首長である内閣総理大臣及びその他の国務大臣で構成する。
2 内閣総理大臣及び全ての国務大臣は、現役の軍人であってはならない。
3 内閣は、行政権の行使について、国会に対し連帯して責任を負う。


66条2項にて首相と大臣は「現役の軍人」であってはならないとあります。要は「現役」じゃなきゃいいよって解釈が出来ます。現憲法では「文民でなくてはならない」とあり、政府解釈での「文民」とは「強い軍国思想を持つ自衛隊OB・現役自衛官以外の人」であります。端的に言うと、「強い軍国思想」を持っていても、現役じゃなきゃ入閣できるってことになりますね。これは「文民統制」が弱まっていると言えます。


重要な改正ポイント⑧:中央集権化の進展

第92条(地方自治の本旨)
1 地方自治は、住民の参画を基本とし、住民に身近な行政を自主的、自立的かつ総合的に実施することを旨として行う。
2 住民は、その属する地方自治体の役務の提供を等しく受ける権利を有し、その負担を公平に分担する義務を負う。

第93条(地方自治体の種類、国及び地方自治体の協力等)
1 地方自治体は、基礎地方自治体及びこれを包括する広域地方自治体とすることを基本とし、その種類は、法律で定める。
2 地方自治体の組織及び運営に関する基本的事項は、地方自治の本旨に基づいて、法律で定める。
3 国及び地方自治体は、法律の定める役割分担を踏まえ、協力しなければならない。地方自治体は、相互に協力しなければならない

第92条にて、地方自治体の行政範囲は「住民に身近な行政」と限定され、第93条にて、国と地方自治体の「協力義務」が明記されました。どちらも中央政府の権限を強めることに繋がり、「中央集権化」を図った条文であることが読み取れます( ..)φ


重要な改正ポイント⑨:緊急事態宣言について

第98条(緊急事態の宣言)
1 内閣総理大臣は、我が国に対する外部からの武力攻撃、内乱等による社会秩序の混乱、地震等による大規模な自然災害その他の法律で定める緊急事態において、特に必要があると認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、緊急事態の宣言を発することができる。
2 緊急事態の宣言は、法律の定めるところにより、事前又は事後に国会の承認を得なければならない。
3 内閣総理大臣は、前項の場合において不承認の議決があったとき、国会が緊急事態の宣言を解除すべき旨を議決したとき、又は事態の推移により当該宣言を継続する必要がないと認めるときは、法律の定めるところにより、閣議にかけて、当該宣言を速やかに解除しなければならない。また、百日を超えて緊急事態の宣言を継続しようとするときは、百日を超えるごとに、事前に国会の承認を得なければならない。
4 第二項及び前項後段の国会の承認については、第六十条第二項の規定を準用する。この場合において、同項中「三十日以内」とあるのは、「五日以内」と読み替えるものとする。

第99条(緊急事態の宣言の効果)
1 緊急事態の宣言が発せられたときは、法律の定めるところにより、内閣は法律と同一の効力を有する政令を制定することができるほか、内閣総理大臣は財政上必要な支出その他の処分を行い、地方自治体の長に対して必要な指示をすることができる。
2 前項の政令の制定及び処分については、法律の定めるところにより、事後に国会の承認を得なければならない。
3 緊急事態の宣言が発せられた場合には、何人も、法律の定めるところにより、当該宣言に係る事態において国民の生命、身体及び財産を守るために行われる措置に関して発せられる国その他公の機関の指示に従わなければならない。この場合においても、第十四条、第十八条、第十九条、第二十一条その他の基本的人権に関する規定は、最大限に尊重されなければならない。
4 緊急事態の宣言が発せられた場合においては、法律の定めるところにより、その宣言が効力を有する期間、衆議院は解散されないものとし、両議院の議員の任期及びその選挙期日の特例を設けることができる。



まぁ、書いてある通りなんですが、ポイントは「国会の承認」を得れば、「内閣総理大臣」が宣言を出すことが出来、「内閣」に強大な権限が委ねられるというところです。総理はもちろん与党のトップですから、逆にいえば、「いつでも総理の好きな時に緊急事態宣言を出すことが出来て、内閣に強大な権力を持たせられる」ということになります(@_@;)


重要な改正ポイント⑩:憲法改正手続きのハードルが下がる

第100条
1 この憲法の改正は、衆議院又は参議院の議員の発議により、両議院のそれぞれの総議員の過半数の賛成で国会が議決し、国民に提案してその承認を得なければならない。この承認には、法律の定めるところにより行われる国民の投票において有効投票の過半数の賛成を必要とする。
2 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、直ちに憲法改正を公布する。


現在の憲法改正ステップは・・・
各議院の3分の2以上の賛成で国会が発議 → 国民投票で過半数の賛成 →天皇が「国民の名義」で公布

これが「草案」では・・・
衆参議員の誰かが発議 → 国民投票で「有効票」の過半数の賛成 → 天皇が「天皇の名義」で公布

過去に一度も改正されたことがない日本国憲法の改正のハードルがグググッと下がってますね。何気に天皇の名義で公布というところにも注目です。


なんか、あれですね・・・良くも悪くも自民党らしい憲法草案だと思います。全体的に保守色が強い内容になっております。ちょっとこのままじゃ通させるわけにはいきませんね。おそらく、自民党の狙いとしては「最初に過激な草案を見せておいて、あとで譲歩する姿勢を見せる」ってところだと思います。


ていうか、ゴメンナサイね・・・12月1日に投稿するって言ったのに・・・(;一_一)

でも、この記事書くのに6時間かかったから許してください(>_<)
こんな作業をいつもやってる司法の方々はスゴイなと思いました(小学生並みの感想)

そろそろ眠くて耳鳴りがしてきたので、今回はこのへんで(笑)

ではではノシ

更新をお待たせして申し訳ありません。

実は、今書いている記事はリクエストにあった「自民党憲法草案」なんですが、調べれば調べるほど様々な解釈が出てくるので、「記事構想」や「自分の意見をまとめる」などの記事の下準備に時間がかかっております。

出来る限り、間違った意見・解釈などを皆様に提供しないためには、やっぱり必要なことなので、どうかご理解いただきたい。

必ず12月1日中には更新いたします!!

ちゃうねん!!更新さぼってるわけじゃないねん!!

いや、ゴメンナサイ、待たせ過ぎですよね・・・
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。