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南北イスラエル

ダヴィデが建設し、ソロモンが発展させたイスラエル統一王国であるが、その隆盛も一時のものであった。ソロモンの死後、王国が南北に分裂するのである。曰く、北の「イスラエル王国」と南の「ユダ王国」である。イスラエル人達が、天使と格闘し子孫の繁栄を約束されたヤコブの子孫を自称したことはすでに述べた。そのヤコブには13人の子供がいたのであるが、イスラエル人達は当然ながら、自分たちはその13人の子供たちの子孫でもあることと自負している。

子供一人の子孫につき一つの部族、ヤコブの13人の子供の子孫を「イスラエル12部族」と呼ぶ。なぜ13人の子供なのに、なぜ13部族ではなく、12部族なのだろうか。ヤコブの三男レビの子孫をレビ族と呼ぶのであるが、このレビ族は代々、祭祀職を任される特別な一族であり土地を所有することはなく、イスラエル12部族に数えられることもなかった。

ソロモン王の死後、王座を受け継いだのはレハブアムであった。ソロモン王は神殿を建設したように多くの大事業を為した。後世から歴史を見た場合、ソロモン王が為したような歴史的建設事業は偉大なものだと捉えることが出来る。しかし、当時を生きる人々からしてみると、必ずしもそういう面では捉えられない。大事業にはそれに見合うだけの金がかかるのだ。王が大事業を行うとき、必ずそれには重税が伴う。ソロモン王は賢人王と言われるが、一方で重い徴税も民衆に課していたに違いない。

レハブアムもソロモン王の大事業を引き継ごうとした。しかし、民衆はそれを認めなかった。イスラエル12部族の内、10部族がレハブアム王に対して反旗を翻し、北部に「イスラエル王国」という独立国家を建設したのである。イスラエル統一王国は崩壊、残された2部族は南部に「ユダ王国」を建設した。この二国は長年に渡って争いあうことになる。

二つに分裂し、イスラエル人同士で争うようにはなったが、二つの王国の終止符は外部の敵によって打たれる。イスラエル王国は紀元前586年、新興国であったアッシリアに滅ぼされた。イスラエル王国は10もの部族で建設されたわけであるが、その10の部族は「反ユダ王国」の下に集っているに過ぎず、部族間の権力争いが頻発した。そうした内部抗争がイスラエル王国の寿命を縮めたのである。

蛇足であるが、このイスラエル王国の終焉はかつての日本の民主党政権に近いものがあると筆者は考えている。「反自民党」という旗の下、様々な源流を持つ政党が結集したのが民主党である。野党の時代は「自民党から政権を奪う」という一大目標が党の大前提であり、党内の様々な派閥はその目標をのみ目指してある程度協力し合っていた。しかし、2009年の選挙により政権を奪取し与党となると、内在していた様々な政治信条の対立が噴出し、内閣はまとまらず、グダグダな政権運営となってしまった。イスラエル王国は当初はユダ王国に対抗するためにまとまっていたが、ある程度イスラエル王国の基盤が出来上がると、部族間対立が噴出したのである。

話が脱線した。兎にも角にも、北のイスラエル王国は滅びた。実はイスラエル王国を形成していた10部族の、その後の足取りはいかなる歴史書にも記されていない。このことからイスラエル王国の10部族は「失われた十氏族」と呼ばれたりもする。おそらくは各地に散り散りとなり、ところどころの民族に吸収されたのであろうが、一昔前に「日ユ同祖論」という学説が流行ったことがある。曰く、日本人こそが失われた十氏族の末裔だという論である。

筆者自身はこの論を詳しく知っているわけではないが、どうやら日本の文化・風習に古代イスラエルとの類似点が多くみられるというらしい。たとえば、神社である。ちなみに神社と寺の違いは、「神道」か「仏教」かである(とは言え、現在では神仏合集といい、神社と寺が混合している状態である。例えば、寺に神道のものである鳥居があったりする。)。仏教はインドで生まれ、大陸から渡ってきた伝来宗教であるが、神道は日本古来の宗教だ。「八百万(やおよろず)の神」、万物に神が宿るという教えの宗教である。その日本古来の宗教に古代イスラエル文化の特徴があるらしい。

神社のシンボル、鳥居がある。「トリイ」という言葉は古代ヘブライ語のアラム方言で「門」という意味だという。また、エルサレム神殿には金を神に捧げる箱が用意されており、水で体を清める場所(洗盤)もあった。いずれも神社を思わせる特徴である。さらにはイスラエル十氏族の内、有力な部族に「カド族」が存在したが、これに「御」という尊敬語が付くことにより「ミカド」、つまり帝となり、天皇であるのだと主張する論もある。勿論、多くの反論が存在する日ユ同祖論であるが、調べると意外と面白いので、興味のある人は調べても良いかもしれない。

<ここまで>

皆さん、こんにちは($・・)/~~~

最近、「デング熱」の感染者が出たようで、代々木公園が大変なことになってますね。でも、あれですよ、治療すればデング熱自体の致死率は0.1%も無く、インフルエンザの方が遥かに危険な感染症なので、心配しすぎないほうが良さそうです。心配のあまり、「デング熱に効く特別な天然水!!」とかの怪しげな商売に引っかかる方が余程馬鹿らしいですからね。社会で何か良くないことが起こると、それに便乗して不安を煽り、金儲けをしようとする連中が出てくるのが出てくるのが世の常です(-_-;)

ではではノシ

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坂東 誠

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